今回のテーマは、平幕力士が頑張った「大相撲・秋場所」です
残念ながら、小結阿炎はケガのため休場
また、先場所優勝した小結逸ノ城の活躍にも期待
見どころ満載で、大いに期待ができる秋場所でした
優勝は、前頭3枚目の玉鷲が2度目の優勝
テレビの前の「特別升席」で、声援を送ったり
拍手をしたり、残念がったりしたお話です
秋場所の番付
先場所、コロナ関係で休場した力士は、番付に変化がありません
したがって、御嶽海は大関のままで「カド番」となりました
新入幕は、水戸龍と平戸海が前頭13枚目
水戸龍(モンゴル出身)は190センチ、198キロ
『稽古が十分にできない俺が勝ったら面白い
負けて当たり前、と挑戦者の気持ちで臨む』
『小さくても、大きい相手を押せるところを見せたい』
と、両力士は秋場所への、意気込みを語りました
「平戸海」は同郷長崎県出身、これからは応援しますよ
序盤戦(初日~5日目)
残念ながら、関脇若隆景は初日から3連敗、その後2連勝
なんと、4日目には宇良が、20年ぶりの大技「伝え反り」を披露
大波乱の予感がする、秋場所の序盤戦・・・
中盤戦(6日目~10日目)
北勝富士は、10日目高安に負けて9勝1敗
残念なのは、大関正代が1勝9敗で来場所「カド番」
一方、大関御嶽海は3勝7敗と後がありません
関脇若隆景が4日目から7連勝、調子を上げてきました
関脇豊昇龍と小結逸ノ城は、連敗で星が伸びません
横綱不在で終盤戦へと進みます・・・
終盤戦(11日目~千秋楽)
玉鷲が貫録の「押し出し」で勝ち、優勝へ1歩リード
大関御嶽海は11日目に、負けて「負け越し」残念!
優勝争いは平幕力士の頑張りで、千秋楽まで持ち越し
2敗の前頭3枚目玉鷲と、3敗の前頭4枚目高安の直接対決
結果は、玉鷲の力強い相撲で「押し出し」の勝ち
2度目の優勝は、素晴らしいとおもいます
【亀さんのひとり言】懸賞旗について
呼び出しが懸賞の旗を持って、土俵のふちを一周します
中入り後の取組で勝った力士が、手刀を切って行司から
強さと人気の、バロメーターにもなっています
懸賞は1本7万円、事務経費や力士名義の積立金が引かれ
懸賞袋の中身の3万円が「手取り」となります
その懸賞金は、付け人に食事を振る舞ったり、将来のために貯金をしたり
お世話になった人への感謝を表したり、と使い道はそれぞれ
ちなみに、秋場所の懸賞総数は1,702本でした
(参考:読売新聞スポーツ欄「知る国技*懸賞」)
「朝乃山」レポート
元大関という力の違いから、先場所の三段目優勝に続き
幕下15枚目で連続全勝優勝すると、十両復帰の可能性がありました
しかし、11日目の全勝同士の対戦は「突き落とし」で負けて
今場所初黒星、来場所での十両復帰の可能性が消えた一番でした
来場所は幕下上位で優勝して、十両に復帰してほしいとおもいます
朝乃山は今回優勝を逃したので、幕内復帰は少し遅れますが
「横綱」をめざして、頑張ってほしいです
大相撲・秋場所を終えて
横綱照ノ富士は膝のケガが悪化しており、手術の可能性もあるとのこと
しっかり治して、また横綱として土俵を守ってほしいとおもいます
次の横綱候補が、早く現れることを期待します
先日開催された、横綱審議委員会では、関脇若隆景について
「将来横綱をめざせる」との、エールをもらったようです
大相撲ファンとしても、大いに期待したいとおもいます
今場所優勝した玉鷲は37歳、と大相撲の世界では高齢ですが
まだまだ元気で頑張って、「大関」をめざしてほしいとおもいます
福島の大波兄弟、若隆景と若元春の活躍も素晴らしかった
平戸海は新入幕で頑張りましたが、7勝8敗でした
来場所九州福岡で開催される、11月13日初日の九州場所は
平戸海のご当地場所、大いに期待したいとおもいます
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました