亀さん 活き活きノート

健康は①食事②睡眠③運動④趣味⑤その他を大切に!!

鉄道の進化と寝台特急「さくら」

今回のテーマは、日本中を走る便利な移動手段「鉄道」です

日本の鉄道は安全安心正確と、世界トップレベルです

 

現在は移動手段として、自動車飛行機高速バス

船・フェリー、そして列車などがあります

 

日本の鉄道開業150年の歴史を、振り返ると共に

先人たちの、たゆまない努力に、感謝しつつ

寝台特急「さくら号」の、思い出のお話です

 

 

日本の鉄道建設

19世紀に蒸気機関車が発明され、日本では1872年(明治5年)

新橋~横浜間を、蒸気機関車が走って150年

 

 

その後、鉄道の建設が進められ、1889年(明治22年)

新橋~神戸間の、東海道線全面開通しました

 

九州四国北海道でも鉄道建設が進められ、日本各地で鉄道が開業します

戦前・戦後の激動の中、全国で鉄道建設が進み

トンネル工事架橋の建設など、困難な工事を乗り越えてきました

多くの技術者や関係者の人たちの努力で、各地で鉄道網か造られました

 

 

現在の東海道本線のJR各社の区間は、東京~熱海JR東日本

熱海~米原JR東海)、米原~神戸JR西日本

東海道本線はヒト・モノ・カネなど、日本経済を支える大動脈のひとつです

 

 

 

国鉄の分割民営化

1987年(昭和62年)に、日本国有鉄道国鉄民営化が行われ

JR北海道JR東日本JR東海JR西日本、JR四国、JR九州

そしてJR貨物など、JR各社が誕生しました

 

現在はコロナ禍において、乗客・貨物等が減少し、苦しい経営が続いていますが

規制の緩和等により、徐々に業績も回復状況にあります

 

しかし、地方のローカル線では、乗客減による赤字が続き

廃線に追い込まれている、ところもあるようです

 

 

10月22日付の読売新聞・経済欄「JR考(番外編)」

当時の国鉄分割民営化について、国鉄改革に努力された井出正敬さん

証言記事が掲載されています

当時の国鉄の状況や、政治的な裏側の話など、興味深く拝読しました

 

 

新幹線の登場

夢の超特急・新幹線1964年(昭和39年)10月に開業

第一回東京オリンピックに向けて、東京~新大阪間が開業しました

1970年(昭和45年)大阪万国博覧会でも、たくさんの人を運びました

 

 

山陽新幹線1972年(昭和47年)新大阪~岡山間で開業

1975年(昭和50年)には博多まで開通して、山陽新幹線全面開業しました

 

 

その後、東北新幹線上越新幹線山形新幹線秋田新幹線北陸新幹線

九州新幹線北海道新幹線が開業しました

北海道・北陸・西九州新幹線などでは、これから開通する一部区間もあります

 

 

東海道新幹線では「こだま」「ひかり」「のぞみ」の車両が走っており

開業当初は「ひかり」が、時速210kmでしたが

今では「のぞみ」が、時速280km以上で走行しています

 

旅行・ビジネスなどには、絶対に必要な交通手段になっています

 

 

寝台特急「さくら号」との思い出

1970年(昭和45年)九州・長崎から東海地方に来るとき

初めて乗ったのが、ブルートレイン寝台特急「さくら号」でした

 

 

「さくら号」は、東京~長崎・佐世保を走る寝台特急です

佐世保駅長崎駅を、それぞれ午後4時頃に出発した列車が

途中、佐賀県肥前山口駅連結されます

 

博多、広島、大阪、名古屋から、東京へ向かう寝台特急

名古屋駅には、翌朝6時30分頃に着きます

 

 

佐世保駅のホームで両親や祖母、友人達などに見送られ

列車の中での孤独感に、夜行列車の汽笛レールの音

故郷を離れる、少年の心に淋しく響きます

ひとりベッドの中で、らしたことを思い出します

 

 

山陽新幹線が開通するまでは、「さくら号」で帰省していました

「さくら号」1999年(平成11年)に、佐世保駅発着は廃止され

2005年(平成17年)に、完全に姿を消しました

 

その後、「さくら」山陽新幹線九州新幹線の特急列車の愛称に採用され

新幹線として活躍しています

 

 

寝台列車ブルートレインは、時代の流れの中で

2015年(平成27年)に、定期運行は廃止されました

 

 

 

【亀さんのひとり言】多治見の鉄道史

鉄道誕生150年を記念して「多治見の鉄道史」が開催されています

日本に初めて鉄道が開通してから、28年後の1900年(明治33年)

名古屋~多治見間中央線が開通しました

 

 

鉄道は、窯業が盛んな多治見において、陶磁器の輸送や原料・燃料などの

輸送手段として、多治見発展を支えてきました

 

また、多治見を中心とした、東濃地域の各方面へ鉄道の敷設が行われ

現在も存在する路線や、すでに廃線になり面影だけが残っているところなど

いろんな出来事が、資料展示物で説明されています

 

 

開催場所は「多治見市文化財保護センター」

https://www.city.tajimi.lg.jp/bunkazai/

 

 

 

リニア中央新幹線

次世代の新しい交通網としてリニア中央新幹線が、現在建設中です

超電導リニア超電導磁気浮上方式)で、時速500kmほどで走行します

 

 

東京都と大阪市を結ぶ計画で、現在は2027年(令和9年)

東京・品川~名古屋間が開業予定で、最速40分で結ばれます

 

その後、2037年(令和19年)頃名古屋~大阪(新大阪予定)と

結ばれ、東京・品川~大阪(新大阪予定)を最速67分で結ぶ計画です

 

東京から名古屋間の中間駅として神奈川山梨長野岐阜の各県に

1駅が建設される予定で、この辺では岐阜県中津川市

岐阜県駅(仮称)」ができる予定です(現在建設中)

 

 

リニア中央新幹線に対する期待は大きく、東京・名古屋・大阪

大きな経済圏が誕生し、周辺地域も経済的に活性化するとおもわれます

 

また、最先端の交通システムの実用化により、日本の開発力や技術力を

世界に示すことができ、日本の国際競争力が増します

 

一方、静岡県において問題になっている、水資源の減少問題や

自然保護の問題など、解決しなければならない問題もあります

 

地元や自治体との対話により、住民のみんなにとって

納得のいく解決策を、見つけてほしいとおもいます

 

国民のためのリニア中央新幹線であるために・・・

 

 

ここで一句

◆ 川柳

  寝台車 思い出だけは 残ってる

 

◆ 短歌

  少年の 夢乗せ走る さくら号 新幹線が 追い越して行く

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

 

 

博多もつ鍋おおやま