今回のテーマは、毎日食べている農作物を作る「農業」です
大学の農学部附属農場で、開催された公開講演会に参加
講演会のテーマは「今、有機農業、自然栽培を考える」
肥料や農薬を使わず、農作物を育てる自然栽培
我々が毎日食べる野菜などが、安心して食べられるお話です
みどりの食料システム戦略
農林水産省は、環境や健康に関する戦略として
食料・農林水産業の生産力向上と、持続性の両立を
技術革新で実現する「みどりの食料システム戦略」を策定
具体的な取り組みの中に
自然栽培に関する項目があります
◆化学農薬の低減に向けて取組
◆化学肥料の低減に向けた取組 など
農林水産省ホームページ
「みどりの食料システム戦略」より引用
今、有機農業、自然栽培を考える
農産物の生産における、環境負荷軽減を図る
有機農業、自然栽培についての講演会でした
講師は、生産現場で自然栽培に取り組んでおられる
農業生産法人みどりの里の中野慎吾先生 と
自然栽培に関する研究を長年なされておられる
「自然栽培~水を操り、温度を考える~」
肥料や農薬を使用せずに、農作物を作っておられます
ポイントは、適切な水やりと、適切な温度管理をして
その植物が望む、環境に合わせること
イチゴやブルーベリーなどの写真が、紹介されました
自然栽培で作った農産物は本当に美味しく
また、病害虫も少ないとのことです
野菜や果物は、スーパーでも大人気
ここまで辿り着く道のりは、大変な苦労があったようです
農業生産法人みどりの里
「無施肥・不耕起・無除草」
肥料を使わずに、土壌の潜在能力を引き出す栽培
また、畑を耕さないなど、土壌をなるべく攪乱しない栽培
除草をせずに、雑草の助けを借りる栽培など
10年以上にわたる、この農場での研究結果や文献による
知見を交えて解説されました
実験では、肥料の有無での植物の育ち方の違いや
畑を耕さない場合と、耕した場合の違いなど
いろいろな角度から、長年にわたり研究されておられます
<畑はイメージです>
【亀さんのひとり言】30年後の農林水産業の目標
みどりの食料システム戦略(概要)
2050年までに目指す姿
◎農林水産業のCO2ゼロミッション化の実現
◎化学農薬の使用量を50%低減
◎化学肥料の使用量を30%低減
◎有機農業の取組面積の割合を25%に拡大
◎食品製造業の労働生産性を最低3割向上
◎エリートツリー等を林業用苗木の9割以上に拡大
■エリートツリー
従来種より成長速度が速く、二酸化炭素の吸収量も多く
優れた樹木同士を掛け合わせて作った樹木
※脱炭素の観点からも注目されている
人工種苗比率100%を実現
「みどりの食品システム戦略(概要)」より引用、抜粋
健康にも環境にも優しい、農産物がスーパーに溢れ
うな丼やマグロの刺身が、安価でたくさん食べられる
ようになることを、期待したいとおもいます
安心・安全な野菜に感謝
これからの日本の農業が、自然栽培について
取り組む目標・指針があることは、農産物を安心・安全に
将来にわたり、食べることができます
我々が野菜などを購入する場合、価格も気になりますが
無農薬や減農薬の農作物も、手に取りたくなります
しかし、無農薬や減農薬の野菜などは、価格が少し高く
商品の種類も数も、少ないです
これから、化学肥料などを使わない農産物や
無農薬・減農薬の農産物が、安価で多くなることに期待
そして、農家の方のご苦労に、感謝したいとおもいます
今朝は、雪が降って一面、銀世界
今日は「ホワイト・クリスマス・イブ」
メリークリスマス!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました