今回のテーマは、役力士の関脇・小結が頑張った「大相撲春場所」です
関脇3人、小結4人の頑張りで、千秋楽を迎えることができました
優勝争いは、関脇と小結の千秋楽決戦になり、最後まで楽しめました
関脇霧馬山の初優勝、来場所に大関昇進をかけることになります
今場所、朝乃山の幕内への昇進は、ありませんでした
春場所は「荒れる」か「荒れない」か
しかし、今の上位陣は、実力が伯仲しており、発展途上の力士たち
星の潰し合いで、連勝する力士が少ない
そこに、幕内下位の若手力士、大翔鵬や金峰山、北青鵬などが
活躍すれば、番狂わせが起こる「荒れる春場所」になるかも・・・期待
幕内上位のベテラン力士の活躍にも、期待したいところです
もちろん、前頭9枚目の平戸海(長崎県出身)も期待しています
序盤戦(初日~5日目)
先場所のように、大関として場所を引っ張てほしいところです
期待の関脇若隆景は5連敗、小結大栄翔は5連勝と元気です
このほか5連勝は、平幕の翠富士、高安、錦富士
新入幕の北青鵬は4勝1敗、金峰山も4勝1敗と頑張っています
平戸海は2勝3敗で健闘しています
中盤戦(6日目~10日目)
前頭5枚目翠富士の10連勝、十日目は割り出しの珍しい決まり手
割り出しは11年ぶり、八日目には播磨投げを北青鵬が決めています
小結の琴ノ若と大栄翔が2敗で、無敗の翠富士を追いかけます
また、前頭6枚目遠藤も2敗と、久しぶりに元気です
平戸海は、黒星と白星を交互に重ねて、5勝5敗で終盤戦へ
新十両落合は、8勝2敗と健闘しています
終盤戦(11日目~千秋楽)
十一目に翠富士が小結若元春に敗れて、全勝力士がいなくなります
優勝争いは千秋楽に向けて、大混戦の予感です
十四日目には、関脇若隆景が、右ひざ負傷ため休場、関脇陥落に
十四日目、小結大栄翔と翠富士の直接対決で、大栄翔の勝ち
優勝の行方は千秋楽結びの一番へ、最高の盛り上がりです
1敗差で追う関脇霧馬山と、小結大栄翔の対決
本割で関脇霧馬山の勝ち、優勝決定戦も関脇霧馬山の勝ち
小結大栄翔は悔しい、逆転負けになりました
【亀さんのひとり言】番付編成会議と番付発表
番付編成会議は、「番付編成要領」に則って実施されます
本場所の千秋楽後、3日以内に実施されることになっています
番付編成会議は、審判部の部長、副部長、委員で組織し
幹事も同席します、行司は書記として出席します
力士の階級順位の上がりや下がりは、その本場所の勝ち星により
協議され、幕内・十両であれば、8勝以上が勝ち越しになります
番付発表まで極秘とされ、発表されることはありません
ただし、横綱や大関および十両への昇進は、番付編成会議において
決定した当日発表されます(いろいろと準備が必要なので)
番付発表は、本場所の初日より2週間ほど前に発表されます
日本相撲協会の年間日程表で、確認することができます
今場所、朝乃山の再入幕ならず!は、1月の番付編成会議で決まっていました
発表されないので、みんなが「やきもき」していました
「朝乃山」レポート
十両での連続優勝を決めて幕内再入幕へと、いきたいところですが
十両上位陣には幕内優勝経験者の逸ノ城はじめ、元大関栃ノ心などがいます
優勝をめざす朝乃山は、四日目に逸ノ城に敗れましたが
その後、持ち直して十日目で9勝1敗、連続優勝へ向けて終盤戦へ
しかし、十二日目、幕内15枚目王鵬に、寄り切りで負けて10勝2敗
千秋楽には新十両落合との熱戦を制して、13勝2敗で締め括りました
19歳の「令和の怪物」落合も、10勝5敗と大変頑張りました
五月場所が楽しみです
連日、満員御礼の垂れ幕が下がり、15日間満員御礼でした
横綱・大関不在の場所を、関脇・小結が最後まで場所を引っ張りました
関脇霧馬山の初優勝で、大相撲春場所は終わりました
そして、関脇霧馬山は、来場所大関昇進へ挑戦の場所となります
関脇・小結の力士たちが、優勝争いに絡み、場所を盛り上げました
豊昇龍、若元春、琴ノ若も、好成績で場所を締めました
来場所の成績次第では、複数の大関が誕生する期待もあります
恐らく、朝乃山、逸ノ城は、幕内に返り咲くとおもいますので
番狂わせもあるかも、楽しみな五月場所になりそうです
前頭9枚目平戸海は、終盤3連敗したので、7勝8敗でした
来場所の五月場所に、大いに期待しましょう!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました