亀さん 活き活きノート

健康は①食事②睡眠③運動④趣味⑤その他を大切に!!

母の愛は、海よりも深く

今回のテーマは、母の愛は本能か、生き物たちの「生きざま」です

 

地球上には小鳥やウサギ、馬など、身近な生き物がたくさんいます

また、クモやアリ、てんとう虫なども一緒に生きています

 

その生き物たちは、どのように生まれ、どのような死をむかえるのか

それぞれの生き物たちが、どのような生涯をすごすのか

 

「生き物の死にざま」(稲垣栄洋:著、草思社文庫)の本から

今回はコチドリカバキコマチグモチータの物語です

 

コチドリ

 

コチドリは、砂浜や河原に巣をつくります

卵を産むための巣は、砂地に穴を掘って卵を産みます

 

ヒナをねらった敵が近づいてくると、親鳥はヒナを守るために

親鳥は傷ついたふりをして、敵をおびきよせます

 

巣から敵を遠ざけるために、オトリになります

でも、敵に親鳥がつかまることがあります

 

子どもを守るために身体をはって、敵からヒナを守る親鳥

子どもを守るための「擬傷」は本能的なのでしょうか・・・

 

 

 

カバキコマチグモ

 

カバキコマチグモは、体長2センチ程度と小さいが、その毒は

毒ヘビやフグよりも強く、世界の猛毒生物の六番目にランキング

 

母グモハは一度に100個程度の卵を産み、絶食状態で卵を守ります

やがて孵化(ふか)、生まれた赤ちゃんグモは、最初の脱皮をします

 

赤ちゃんグモのエサは、母グモの体液、母グモのからだです

赤ちゃんグモは、母グモに食らいつき、体液を吸いはじめます

 

母グモは動くことなく、赤ちゃんグモに体液を吸わせ

やがて、母グモの命はつき果て、死んでしまうのです

 

その後、赤ちゃんグモは、巣の外へと、ひとり立ちしていきます

最強の毒グモの最期の日は、わが子の誕生日なのです・・・

 

 

 

チータ

 

チーターは、時速100キロメートルを超える速度で走ります

ところが、チーターの狩りの成功率は40~50%です

 

チーターは持久力がなく、全速力で走れるのは20秒ほど

草食動物に逃げられてしまいます、チーターの狩りは単独です

 

一度に5、6頭の子どもを産み、母親だけで子育てをします

母親は子育てをしながら、狩りをしなければなりません

 

チーターの子どもは、肉食動物のかっこうの獲物になるので

隠れ屋を移動しながら、見つからないように身をひそめます

 

その後、子どもたちが大きくなると、子どもの分まで獲物が必要になり

子育てをしながら、子どもたちに狩りを教えなければなりません

 

ライオンやハイエナなどにとって、チーターの子どもは獲物です

チーターの子どもが無事大人になるのは、10~20頭に1頭ぐらい

 

チーターの母親は、狩り子育ても、一身に背負います

子育てと、仕事や家事に奔走する、人間のお母さんと同じようです・・・

 

 

母の愛は、海よりも深く・・・

子どもを守るために、命をかけてオトリになるお母さん

子どもが生きるために、自分のからだを与えるお母さん

子育てと、生きていくための狩りと、忙しいお母さん

 

動物の世界でも、母親の愛情は、海よりも深く

そびえる山よりも貴(たか)し・・・

 

お父さんも、もっと頑張りましょう

先日は母の日でした、この世に産んでくれた、お母さんに感謝!!

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました