今回のテーマは、前回に続き、NHKの番組「ブラタモリ」です
「暴れ川vs.人間 激闘の歴史とは」、川の下流域の人々の暮らし
川が氾濫を繰り返しても、自然と格闘しながら生きていく人々
土地の魅力は地形が作る、命をかけて川と戦った人々のお話です
探検散歩番組「ブラタモリ」
街歩きが趣味のタレント、タモリさんが女性アナウンサーと共に
ブラブラ歩きながら、想像あふれる時空を超えた、探検散歩番組
街歩きをすると、街並みの中に何気なくあるものから、意外な歴史や
秘密が見える、街に残された魅力や歴史、文化などを再発見します
現在の女性アナウンサーは、7代目の野口葵衣さんですが、過去には
桑子真帆さんや、近江友里恵さん、林田理沙さんなどが担当されました
人と地形の不思議な関係「木曽三川」編
講師は、NHK「ブラタモリ」の番組チーフプロデューサー亀山暁さん
テーマは、『人は地形に片思い? ~ブラタモリ制作現場から~ 』
対談のトークショーも行われました
撮影秘話や、苦労したことなどの、お話もありました
薩摩義士と「木曽三川」
旅のお題は、「暴れ川vs.人間 激闘の歴史とは?」を探る
木曽三川流域は、肥沃な土(栄養豊富な土砂など)が川から運ばれて
しかし、たびたび起こる川の洪水などから、集落や耕地を守るため
堤防で囲んだ輪中(わじゅう)や、堀田(ほりた)などを造成しました
その後も、土石が川底に堆積し、氾濫を繰り返す歴史がありました
<宝暦治水之碑>
困難を極めた江戸時代の治水工事、「宝暦治水」ではたくさんの薩摩藩士が
命を落としました、一角には「宝暦治水之碑」などが建立されています
今も、治水神社には、宝暦治水に貢献した「薩摩義士」がまつられています
木曽三川公園のタワーからは、木曽三川や濃尾平野が一望できます
<木曽三川公園タワー>
対談トークショー
後半は、歴史に詳しい大学教授と、亀山さんとのトークショー
※大学教授が質問する形式(主な内容)
Q.タモリさんは歴史や地形に詳しいのですか?
特に詳しくはありませんが、「石」が語る物語には興味があるそうです
台本の内容は、タモリさんも女性アナウンサーも知りません
Q.アナウンサーはどのようにして決めるのですか?
地形など内容に詳しくなり過ぎるので、原則2年で交代します
Q.番組制作にかかる時間はどのくらいですか?
制作に約4ヶ月かかります
場所を決めて、現地調査、台本作り、リハーサル、本番、編集・・・
Q.場所はどのようにして決めるのですか?
47都道府県、かたよらないように、平均的に選びます
Q.どのようなコンセプトで番組作りを行っていますか?
視聴者の方にも、タモリさんにも、興味を持ってくれる場所を探します
そして、タモリさんが驚き、楽しむ、喜んでもらえる内容・台本にします
<47都道府県のイメージ>
想い通りにならない片思い
川が氾濫を繰り返しても、そこを離れず、自然と戦う人たち
その土地の魅力は、地形が作っていることを、改めて感じました
今回の「木曽三川」の放送も見ていませんので、再放送されたら
是非観ようと、楽しみにしています
氾濫を繰り返す川、災害を克服し、自然と共に生きようとする人々
人は自然と格闘しながら生きているが、想い通りにならない片思い
何百年もの間、人々は自然と闘い、自然を愛し、大切にしてきた
それを後世に残そうと、日々奮闘しているのです! 片思いでも・・・
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました