春の名古屋城を散策、豪華絢爛「本丸御殿」、天守の頂に「金の鯱」
名古屋城の歴史
昭和20年5月14日の名古屋大空襲で、本丸御殿や金鯱などが焼失
戦災により大部分が焼け落ちたが、昭和27年、国の特別史跡に指定
※特別史跡とは、文化財保護法により価値が高いと認められた国宝級
現在の名古屋城
戦後、名古屋城は地元商店街の尽力や、全国からの寄付を受けて
昭和34年に再建され、名古屋城は名古屋市のシンボルとなりました
平成18年には日本百名城に選定され、本丸御殿は平成30年に復元
しかし、天守閣はまだ復元できていません
名古屋城内散策
正門から入り、入場料500円、おすすめの120分見学コース
黄色い法被(はっぴ)を着た、観光ガイドボランティアさんもちらほら
西の丸御蔵城宝館:所蔵品等の展示、名古屋城の歴史・魅力を学ぶ
<西の丸御蔵城宝館>※館内写真撮影禁止
名古屋城のカヤ:樹齢600年以上の天然記念物「榧(かや)の木」
乃木倉庫:倉庫に避難させた、多くの障壁画や天井画は焼失から守られた
<乃木倉庫>
御深井丸展示館:地域に伝わる郷土玩具や本丸御殿復元などに関する展示
清正石:石垣の石には各大名の目印が刻まれて、最大の巨石は「清正石」
<清正石>
本丸御殿:平成30年に復元された、絢爛豪華な日本を代表する書院造
<本丸御殿>※写真撮影OK(ただし、フラッシュは不可)
表二之門:本丸の南側の門、門の両側には鉄砲狭間(てっぽうざま)がある
藩訓秘伝碑:歴代藩主の藩訓として、代々守り伝えた藩訓の碑
<那古野城跡の碑>
清正公石曳きの像:石垣づくりの名人とされた加藤清正
<清正公石曳きの像>
名古屋城のシンボル、金の鯱(シャチほこ)
金鯱は雄(おす)と雌(めす)の一対で、雄の方が大きく造られている
天守閣の頂で輝いており、体を覆う金の鱗(うろこ)は、雌の方が多い
ウィーンの博覧会に出品されるなどして、世界でも人気を博していた
しかし、太平洋戦争の空襲により、天守閣もろとも焼失してしまい
その後、昭和実測図などをもとに復元、現在の2代目金の鯱を再建
<天守の頂、金の鯱>
新たなシンボル、愛知国際アリーナ(新愛知県体育館)
名古屋城春まつりが、3月20日~5月6日まで開催されます
城内に咲き誇る約900本の桜をはじめ、春の名古屋城が楽しめます
名古屋城敷地内には、例年7月に開催される、大相撲名古屋場所の会場
2025年夏には、世界トップクラスの「愛知国際アリーナ」が完成予定
来年の大相撲名古屋場所が、新体育館で開催されるといいですね
室町時代から戦国時代、江戸時代と、長い時代(とき)の流れの中で
金の鯱が、いつまでも平和な名古屋の街を、見守ってくれることを願います
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました