亀さん 活き活きノート

健康は①食事②睡眠③運動④趣味⑤その他を大切に!!

学校がすべてではない!自分だけの道は必ずある!

今回のテーマは、不登校で苦しむ子どもたち「学校に行けない僕」です

 

令和4年度の小中学生の不登校の児童・生徒は、およそ29万9000人

本人および家族は、出口が見えない状況に、苦しんでおられます

 

不登校を経験された、漫画家棚園正一さんから勇気をもらった講演会

学校に行くのが人生のすべてではない、心にひびくお話です

 

 

青少年育成シンポジウム

地域の青少年育成推進支援委員を担当している関係で、毎年開催される

「青少年育成シンポジウム」に、参加してきました

 

最初に『わが家の宝物』に関する、子どもたちの作文や標語、ポスターの

優秀作品の表彰があり、小中学生10人が、市長から表彰されました

 

その後、講演会『学校へ行けない 僕たちの気持ち』の講演があり

講師は漫画家の棚園正一さん、小中学校と不登校を経験されています

 

自分が経験した不登校について、漫画を通して表現されています

教育評論家の尾木直樹さんが、推薦されている著書もあります

 

<青少年育成シンポジウムの会場>

 

漫画家棚園正一さん

講演のテーマは、不登校に焦点を当てた講演会でした

『学校へ行けない 僕たちの気持ち ~僕たちを支える 地域の力~』

 

棚園正一さんは、小学校から中学校時代まで、ほとんどを不登校

過ごした経験を持っておられ、経験を通して、子どもたちが夢や希望を持って

 

これからの人生を、前向きに進んでほしい、と言われます

マンガで描かれた著書には、『学校へ行けない僕と9人の先生』や

 

『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』『学校へ行きたくない君へ』

などがあります、早速『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』を購入

 

 

不登校のキッカケ

担任の先生にひどく叱られたのが、不登校のキッカケになったそうです

学校に行くのが怖い、先生が怖い、不登校が始まりました

 

いろんな支援の人が、家に来てアドバイスをしてくれたそうです

時々、学校へ行っても、居場所がなくて不登校に、これの繰り返しです

鳥山明さんとの出会い

絵を描くのが好きだったので、家では絵を描いたり、ゲームなどを

しかし、勉強をするときには、一所懸命にがんばったそうです

 

ある日、知人の紹介で、漫画家の鳥山明さんと出会いました

『キミぐらいの歳に、こんなの描けなかったよ』と、鳥山さんにほめられる

 

そして、鳥山さんに『学校に行かなくても、漫画家になれますか?』と尋ねる

すると、『行かなくてもなれるけど、学校の話とか描けるから便利かもね』

 

 

フリースクール

フリースクールに通うようになって、心の変化がありました

年齢も生活環境も違い、同じような不登校の人たちとの交流の中で

 

人に対する思いやりや、人の気持ちを考えるようになりました

強制ではなく、自由の中で、自分で考えるように、なっていったそうです

 

その後、大学入学資格検定(現、高卒程度認定試験)を取得し

名古屋芸術大学へ進学して、絵や漫画などに関する勉強をされました

 

 

自分だけの未来への道

「学校へ行けなかった 僕と9人の友だち」を読んで・・・

不登校の子どもたちの苦しみの原因は、本当に人それぞれです

 

棚園さんは、『結局、僕には自分の経験しか話せないし・・・』

講演会を聴き終えた人の中には『自分の価値観に縛られていた

 

いろいろな生き方が、あっていいんだって思えてきた』と・・・

棚園さんは講演の中で『僕は不登校を乗り越えたわけではない

 

通り過ぎただけです』と、不登校だった時から道はずっと続いている

どんな道だって、未来の自分だけの道は、必ず続いているはずだから

 

 

棚園さんの講演を聴いて、勇気づけられた人もたくさんいます

人生には「正解」「不正解」、なんてものはないのだから・・・

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました